2024年に30才を迎えた1994年生まれは日本人アスリートの黄金世代。野球の大谷翔平に、競泳の瀬戸大也、スピードスケートの高木美帆など、世界で名をはせてきたスターが揃っている。
プロスケーターの羽生結弦もそのうちのひとり。誕生日当日の12月7日、さいたまスーパーアリーナで開かれたアイスショーでは、1万4000人のファンから「ハッピーバースデー」の大合唱で祝福された。アイスショーは常に満員で、ファン愛は強く、現役時代と変わらずサービス精神も旺盛。ただ、最近ある話題について急に口を閉ざすようになったという。
「『1994年世代』に関する話題を避けるようになったんです。取材した記者に、“1994年世代についての質問はNG”と通告したこともあったとか。これまでは同世代のアスリートから刺激を受けていたことを、うれしそうに明かしていたのに……。念頭には1994年世代で飛び抜けた感のある大谷さんがいるようです」(フィギュア関係者)
羽生や大谷らが「1994年世代」と呼ばれるようになったのは、いまから10年ほど前のことだ。