中居正広(52才)の女性トラブルの余波は年を越えても収まる気配がない。そして浮かび上がってきたのは、長年隠されてきた彼のもう1つの顔。それこそまさに、あの国民的アイドルグループSMAPの解散、再結成に大きくかかわる重大な問題だったのだ──。【前後編の後編】
木村拓哉(52才)の胸中は複雑だろう。前代未聞の女性トラブルは、国民的グループとうたわれたSMAPの功績を台無しにしかねず、事態をのみ込めずにいる木村が「何してるんだよ」と怒りを露わにしているとの話もある。
思い起こされるのが2016年1月にフジテレビで放送されたSMAPの謝罪会見だ。ダークスーツに身を包み、独立騒ぎを起こしたことをファンや関係者に詫びる4人のメンバーを横目に、木村は「何があっても前を向いて歩いていく」と宣言。SMAPが1対4に分裂し、対立している実態が浮き彫りとなった。
「会見後に中居さんが、3人のメンバーに『木村と口をきくんじゃねえぞ』と指示したとも報じられました。裏切り者のレッテルを貼られた木村さんは世間の逆風にさらされ、メンバー間にできた溝は修復不可能とまでいわれていました。時を経て、香取慎吾さん(47才)や草なぎ剛さん、稲垣吾郎さんは冷静さを取り戻し、公の場で木村さんの名前を出すようになりましたが、中居さんは頑なに彼を避け続けています。
2019年7月にジャニー喜多川氏のお別れ会が開かれたとき、中居さんは仕事を理由に参列を辞退しましたが、木村さんと並ぶのを嫌がったことが真相だともいわれていました」(中居の知人)
不仲の原因は、木村が独立に同意しなかったことだけではないだろう。高校時代から苦楽を共にし、「ジャニーズの落ちこぼれ」を自認していた2人は、手を取り合ってSMAPを国民的グループに成長させた。だが、ブレークとともに方向性や考え方に明確な違いが生じ、いつしか口もきかなくなるほど険悪な関係になっていたという。
「『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の現場では、中居さんが木村さんに露骨な嫌がらせをする場面が頻繁に目撃されていました。中居さんがMCとして5人のトークを回しているときに、木村さんにだけ話を振らなかったり、木村さんがしゃべっている途中で『はい! では次のテーマ』などと言って、わざと話を遮るんです。
木村さんがムッとしていると、中居さんが『木村はかっこいいなあ』と脈絡もなくいじったりするので、スタジオの空気が凍り付く。中居さんは、そんな子供じみたイジメを平気でするようなところがありました」(フジテレビ関係者)
苛立ちを募らせた木村が“現場に行きたくない”と言い出し、ボイコット騒ぎに発展したことも一度や二度ではなかったという。
「中居さんの裏の顔を知る関係者の間では、“SMAPは解散までよく持った”というのが本音でしょう。遺骨を持ち帰るほど敬愛していたジャニー氏のことも、性加害の問題が大きくなった途端に一切言及しなくなったように、中居さんは身内の不祥事にはとことん甘い。報道番組に携わりテレビでは人格者のように振る舞っていますが、彼には画面越しにはうかがい知れない、狡猾すぎる別の顔があるのかもしれません」(前出・フジテレビ関係者)
国民的MCとして人気を博し、芸能界でひとかどの地位を築いた中居。かつては長者番付の常連でもあった。
「長者番付が最後に公示された2005年の納税額は約1億9000万円。当時の推定年収は6億円以上と報じられました。一方で幼少期は極貧生活を強いられ、週に2度しか風呂に入れず、米にバターと醤油をかけただけの“バターご飯”がご馳走だったと語ったことも。
アイドルとして成功すると、不遇の時代を支えてくれた母親に100平方メートルを超えるマンションの一室をプレゼントする一方で、交際相手とはたびたび揉め事を起こし不幸な別れ方をしたケースもあったようです」(前出・芸能リポーター)