結婚を発表し新年早々、話題を集めた平成ノブシコブシの吉村崇(44才)。今、テレビ業界では注目の存在だ。この年末年始では、出演したテレビ番組の数がトップとなった。今、吉村が求められる理由とは? コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。
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「年末年始の出演番組数1位は平成ノブシコブシ・吉村崇」という記事を見て、「そんなに出ているの?」と驚いた人は少なくないでしょう。
これは2024年12月28日~2025年1月3日に東京地区地上波キー局で放送された番組(Eテレ除く)への出演者を対象にした「2024年~2025年の年末年始TV番組出演ランキング」(エム・データ発表)で、吉村さんは番組数、放送回数ともにトップの座に輝きました。
しかも番組数の“20番組”は、2位のタイムマシーン3号・関太さん、やす子さん、ゆうちゃみさんの14番組、5位のオードリー・春日俊彰さん、バイきんぐ・小峠英二さんの13番組、放送回数の“24回”も、やす子さんの18回を大きく引き離しての圧勝でした。
ちなみに昨年のトップはチョコレートプラネット・長田庄平さんの18番組・18回で、吉村さんは11番組(7位タイ)・11回(15位タイ)であり、ステップアップを遂げたことがわかるでしょう。
なぜ今、吉村さんがこれほど支持を集めているのでしょうか。また、今後に向けてどんな期待をかけられているのでしょうか。
時間帯もMCも問わない万能ぶり
まずは年末年始における吉村さんの主な出演番組を見ていきましょう。
12月29日の『芸人報道 2024年 年末スペシャル』(日本テレビ系)と『この話聞けば絶対に映像見たくなるGP』(TBS系)。30日の『アメトーーク年末SP』(テレビ朝日系)と『しくじり先生 俺みたいになるな!! SP』(テレビ朝日系)。31日の『大晦日もゴチになりますSP』(日本テレビ系)。1月1日の『ネタパレ元日SP』(フジテレビ系)、『フットンダ王決定戦2025』(日本テレビ系)、『有吉弘行の芸能人激推しグルメ爆食ツアー』(フジテレビ系)。2日の『バカリズムのバカ動画』(フジテレビ系)と『お笑いオムニバスGP2025』(フジテレビ系)。3日の『ニンゲン観察モニタリング★新春SP!』(TBS系)。
放送時間帯は各局のゴールデン・プライム帯(19~23時)から深夜帯まで。さらに、ウッチャンナンチャン、有吉弘行さん、加藤浩次さん、蛍原徹さん、ナインティナイン、バカリズムさん、麒麟・川島明さん、ブラックマヨネーズなど、MCの年齢やタイプを問わない万能ぶりがわかるのではないでしょうか。
それ以外でも、12月24日の『世界!爽快!映像GP』(フジテレビ系)と27日の『超レア映像遺産ショー』(日本テレビ系)に出演するなど、コメントとリアクションが重要なゴールデンタイムの映像集特番にも呼ばれていたこと。
日ごろ、平日午前の『ノンストップ!』(フジテレビ系)、平日昼の『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)と生放送の情報番組をこなし続けていること。
『週刊さんまとマツコ』(TBS系)で明石家さんまさんとマツコ・デラックスさんという大物2人を相手に進行役を務められることなども含め、「1人いてくれるだけで助かる」「フィットしない番組はほぼない」と言われるほどの評価が定着しています。
では、どんなところが評価されているのでしょうか。