実際、この薬は売っているのか。NEWSポストセブンが株式会社スギ薬局広報室に問い合わせたところ、以下のように回答した。
「こちらの商品に関しては、当社で取り扱ったこともなく、商品登録もありません。詳細については調査中ですが、厳正に対処していく所存です」
『かんせ』のホームページ上に掲載されている連絡先にメールで問い合わせを行なったが、期限内に回答が返ってくることはなかった。
「一連の動画は細部で動きが不自然で、『フェイク動画』の可能性が極めて高い。『日本で売られている』ことをアピールするこうした広告が増えていることには注意が必要です」(前出・国際ジャーナリスト)
PRに利用された日本企業には迷惑な話であり、消費者としても虚偽の広告を見せられるのは困る。同製品に限らず、怪しい広告や口コミには注意したい。