裁判のなかでは、修被告のスマホから見つかった“生々しすぎるネット検索ワード”が明らかになった。
「6月20日に修被告がネットで『ハイターで指紋消せる』などと検索した形跡があったといいます。その後、瑠奈被告に頼まれてスーツケースを買った際も『スーツケース 耐荷重 100kg』など検索していました。このスーツケーツは、瑠奈被告が犯行時に現場に持っていったものです。
またAさんの待ち合わせの前に瑠奈被告を連れて行ったゲームセンターで、7月1日20時過ぎあたりに『殺人 時効』と検索していたそうです」
弁護側は、これらは修被告が自ら検索したものではないと主張している。
「弁護側によると、瑠奈被告が趣味で収集しているドールについた指紋を消すために『ハイター 指紋』で検索したといいます。なお、瑠奈被告は殺害時に手袋をしていました。大きなスーツケースを買ったのも、瑠奈被告に“ドールをたくさん入れたいから大きいケースが欲しい”と頼まれたからと主張しています。
瑠奈被告のスマホは検索しづらく、普段から父親に代わりにネット検索を頼んだり、スマホを借りたりしていたそうです。『殺人 時効』と検索したのも、実際は修被告ではなく瑠奈被告と説明しています」
弁護側の言い分は、あくまで修被告は殺害計画について知らなかったというものだ。スマホに残されていた履歴は瑠奈被告が検索していたのか、それとも──判決でどのように認定されるか、注目される。