「今村家の土地」を訪れると
今村容疑者の自宅は、練馬区内の閑静な住宅街の中にある一軒家。義父と夫と3人で暮らしていたようだ。近隣の女性住民はこう語る。
「もともとあの一帯は今村家の土地で、家の裏にある駐車場はおじいさんの持ち物だと聞いています。旦那さんはきっちりした人で、駐車場の経営を引き継いだと聞いています。
奥さん(容疑者)はあまり見たことがないけど、駐車場代を1000円値上げするというタイミングで、『すいません』と申し訳なさそうに言われたことを覚えています。化粧っ気はなく、ブランド物を身に着けているわけでもない。お金持ちなのになんで? と思うくらいでした」
堅実に見える生活を送っていたようだが、その一方で家庭内に「不和」が起きていたという証言もある。
「うちの妻は今村さんの家と仲が良かったんですが、お嫁さん(今村容疑者)と義父さんの仲が悪かったそうなんです。お嫁さんが家庭のことをあまりやらないから、義父さんは自分でご飯を作っていたとか。怒鳴り声が聞こえてきたなんてことはないけど、おじいちゃんとお嫁さんは家庭内別居のような状態だったそうです。
お嫁さんは近所付き合いをすることもほとんどなかった。平日の午前中にタクシーで移動する姿をよく見かけました。悪気はないと思うけど昔からちょっとキリキリした態度で、話しかけるのが怖いような雰囲気はありました」(近隣の男性住民)