返り血を洗い流す瑠奈被告
0:18:??(01:06:15) 2分42秒にわたりカビハイターを浴室壁や浴槽内に何度も吹きかける
0:24:27(01:12:42) キャリーケースを閉める。「ジージー」という音
0:26:31(01:14:46) 58秒にわたりキャリーケースや浴槽方向にシャワーをかける
0:28:16(01:16:31) 風呂桶を使い51秒にわたり壁に水かお湯をかける
0:28:18(01:16:33) 浴室壁面に付着した血を左手で拭う
0:30:14(01:18:29) 風呂桶を使い1分37秒にわたり壁に水かお湯をかける。その後、30秒のあいだ、レインコート上から自分にシャワーをかける
0:31:01(01:19:16) 1分55秒にわたりカビハイターを浴槽方向に何度も吹きかける
0:33:41(01:21:56) キャリーケースを持ち上げようとする
0:33:44(01:21:59) キャリーケースを持ち上げ、「はあ、はあ、はあ、はあ」と息をきらす
0:34:01(01:22:16) カメラを手に取り撮影終了
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瑠奈被告は、浴槽にお湯か水を溜めて浮力を利用して引っ張り上げた後、遺体をすべてキャリーケースに入れて持ち出そうとしたとみられている。しかし入らなかったため、頭部だけを持ち帰って首から下は放置したようだ。
憲法82条で定められた、裁判の公開原則。数多くの凶悪事件の中でも、この日の法廷で繰り広げられた検察官による読み上げは歴史に残るものになるだろう。
◆取材/高橋ユキ(ジャーナリスト)