「石丸新党は今までにない選挙運動をやるつもりだ」
「選挙が大きく変わるかもしれない」
そう語るのは藤川氏だ。石丸新党には藤川氏の右腕として知られる選挙プランナーが参加している。
「私が石丸さんから協力を要請されたのは事実だが、断わりました。うちができるのはあくまで従来型の選挙です。数か月にわたり事前に準備を重ね、選挙の公示までにできることをすべてやる。そういう仕事です。しかし、石丸さんは新党で従来の選挙とは違った手法で今までにない政治、選挙を展開しようとしている。私たちにその選挙の手伝いが出来るかどうか分かりません。だから私の代わりに、右腕だった選挙プランナーを移籍させました。石丸新党がどんな選挙戦をやるのか注目しています」
“選挙の神様”でさえ参加に二の足を踏むような斬新な選挙戦になりそうだ。どんな選挙を展開するかについて、石丸氏は会見で多くを語らず、こんな言い方をした。
「党としての政策はない。地域の候補者各人に任せる。私は今回、その選挙装置を置くだけ。これは東京に限らず地方でも実施できます」
その選挙戦の末に、石丸新党は都政を変えるインパクトを残せるのか。
※週刊ポスト2025年1月31日号