『じゃあ連絡先を交換しませんか』と言うと、女の子は『いいですよ』と黒いバッグからペンとメモ帳を取り出し、『ここに書いてください』と渡してきました。私は名前と電話番号を書きましたが、結局、女の子は連絡先を教えてくれず、『あとで電話するね』と言われただけでした」
この男性は、瑠奈被告とハグもした。
「私は女の子の素顔が見たくて、『顔見せて』と言いましたが、女の子は『特殊メイクしてるから見せられない』とマスクを取ってくれませんでした。その後も頼んだのですが断られて、『ハグならいいよ』と言われました。私は女の子の背中に両腕をまわし、女の子は私の腰に両手を回し、抱き合いました。
女の子は『あとで連絡するね』と言い、おじさんのところに戻りました。私と先輩は閉店までいましたが、ふたりはいつの間にかいなくなっていました」
瑠奈被告は、“めがねの坊や”として、この男性の連絡先が書かれたメモを自宅の冷蔵庫に貼っていた。ナンパした相手の凶行を知り、“めがねの坊や”も今ごろ胸をなでおろしていることだろう。