自らの罪に裁きが下される、まさに前夜のことだった。
「警視庁によると、準強制性交などの罪に問われていた東京都東大和市の無職、渋谷博仁被告(享年76)は10月19日夜、自宅でぐったりしているのを同居している女性に発見されました。女性は119番通報をしましたが、被告は搬送先の病院で死亡が確認されました。自殺とみられます」(大手紙社会部記者)
現在の被告は無職だったが、“占い師”を自称していた。そして何よりも特異だったのは東京・多摩湖からほど近い山林に囲まれた地で、妻など9人の女性と子供3人と暮らす“ハーレム生活”を送っていたことだ。
世間に衝撃を与えた今回の事件。最初の逮捕は2023年2月のことだった。警視庁によると当時、被告は10代女性に、「宇宙人に連れ去られ、皮を剥がされて食べられる」「死を回避するには性交するしかない」といった荒唐無稽な理由で、マインドコントロールをしたとされ、その怪しげな手口と渋谷被告の独特なスキンヘッドの風貌が話題となった。
その後、渋谷被告は準強制わいせつの疑いなどで5回逮捕されており、事件発覚から2年を迎えようとする1月20日、ついに東京地裁立川支部で判決が言い渡される予定だった。