──『ザ・ノンフィクション』への出演で、親戚内での立場が悪くなっていたんですね。
「まったくだよ。『なんで、お前はちゃんと働けないんだ』とか散々言われた。『今度あの番組に出たら縁切るから』とも。だから、もう親戚からは縁切られてるはず。でも、親父は第1弾に出て喜んでたんだよ。田舎のスナックでモテたんじゃない? 『また出せ』って何度も電話してきたぐらいだから。最後の親孝行になってたんじゃねえかな」
──2度目というだけでなく、新年1発目の放送ですからね。番組サイドの小堀さんにかける期待がうかがえます。
「言うなれば、開幕投手だよな。まぁ、訳ありの人たちのなかの開幕投手だけど。とりあえず、視聴率はよかったらしい。裏には高校サッカーとかもあったんだけど、横並び視聴率トップだって。高校サッカーって言ったら、正月の名物だから大したもんだよ。放送の前日、ナレーションを担当した吉岡里帆さんがインタビューで俺のことを語ってくれたのも大きな援軍になったね。すげえいい子だよね、吉岡さん。まぁ、会ったことないんだけど(笑)」