専門家の見解「中居さんの財布は傷まない」
そうした中、今回のトラブルで取り沙汰されているのが“違約金問題”だ。スポーツ紙記者が解説する。
「中居さんは民放のレギュラー番組やラジオを計6本、企業CMを2本抱えていましたが、引退発表の前日までにすべての番組の放送終了と降板が決まっていました。これまでに『スポンサーとテレビ局からの違約金請求は10億円を超える』といった報道もあり、今後、各社がどう対応するのか関心が集まっています」
エンターテインメント分野の法律に詳しいレイ法律事務所の河西邦剛弁護士は「中居さんの財布が痛むことはないのではないか」と解説する。
「CMに関しては、企業の“自主判断”ということになると思います。『ソフトバンク』と『タイミー』が中居さんのCMを非公開にしたのは、9日に中居さんが『お詫び』のコメントを出すよりも前。あくまで週刊誌報道の内容をもって降板を決定しているので、中居さんが引退したこととはあまり関係がないんです。
とはいえ、CMの年間報酬というのは日割で返すのが業界慣行なので、残る契約分の報酬については企業に返すと思います。ですが、CMの仕事というのは短い稼働時間に対して報酬が比例しない、権利収入のようなものです。
中居さんにとってはポンと入ってきた収入をそのまま返すだけなので、財布はほとんど傷まないでしょう。よほど現金を使い込んでいなければ、ダメージは少ないはずです」