24時間365日待機
水原被告が申立書で暴露したプライベートは、それだけに留まらない。業務の一環として、大谷が「岩手県の実家に帰る際の手伝い」や、「仲間と夕食をとるための送り迎え」を行っていたことを明かした。
「大谷選手が人目を忍んで岩手に帰郷していたことはあまり知られていません。また、彼はストイックで、外食を楽しむよりはトレーニングに励むイメージがあったので、同僚と食事をしてコミュニケーションを取ることを大切にしていたことも意外でした。
こうした“裏”の顔が明らかになると出待ちでファンが殺到する可能性もあり、真美子夫人にも危険が及びかねない。水原被告はあんなに長く大谷選手と一緒にいましたし、大谷選手がそうした情報を晒されるのを嫌がる性格だと把握しているでしょうから、嫌がらせのように思えてしまいます。彼の申立書に書かれた『大谷選手を尊敬している』という言葉も嘘に聞こえます」(別のスポーツライター)
さらに水原被告は、手紙のなかで、大谷の通訳業が“ブラック”だったかのような主張を繰り広げている。
「本業の通訳に加え、運転手やトレーナー、シェフ、フィールド外のサポートなど、大谷選手に関する業務のほぼすべてをひとりで担い、24時間365日いつでも呼び出しに応えられるよう待機していたと述べています。オフシーズンはさらに過酷で、練習施設の予約やトレーニングへの帯同、スポンサーとのやり取りなどにも追われたそうです。また、大谷選手の愛犬であるデコピンについても、水原被告やその妻が世話をし、獣医やトリマーに連れて行っていたことが明かされました。
それだけの激務なのに報酬は“著しく低賃金”だったと綴り、お金に困って賭博に走って借金が膨れ上がり、大谷選手のお金に手を出さざるを得なかったと訴えました」(前出・別のスポーツライター)
しかし現地の野球関係者は水原被告の主張を一蹴。
「彼は『著しく低賃金』と述べましたが、エンゼルス時代、2022年の年俸は日本円で3900万円、ドジャースでは7800万円ほどでした。しかも大谷選手が同席した際の食事代は彼が払ったでしょうし、ポルシェまでプレゼントしていた。むしろ環境は“ホワイト”です」
いまの大谷の関心事といえば、真美子夫人と、彼女がお腹に宿した命だろう。
「プライバシーを重視する大谷選手にとって夫婦間のやり取りはタブー中のタブーですから、婚前契約や日常生活を暴露した水原被告に思うところはあるでしょう。しかし今春頃には第1子が誕生するといわれていますし、それまでには一段落つけたいはずです。いまは一刻も早く決着をつけてほしいと願っているのではないでしょうか」(前出・在米ジャーナリスト)
※女性セブン2025年2月13日号