幼少期に絵や工作を嗜んでいたというものの…
一方、秋篠宮家の次女・佳子さまの歌は幼少期の思い出を詠んだものだ。
『キャンバスに夢中になりて描きゐしかの日のことはなほあざやかに』
前出・宮内庁担当記者はこの歌に少し驚いたという。
「宮内庁は『ご幼少の頃から絵を描いたり、工作や手芸でさまざまなものを作られたりすることがお好きでした。いまではそのようにお過ごしされる時間が限られていらしても以前に描かれた絵をご覧になると描かれたことを鮮やかに思い出すそうです』と歌の背景を説明していました。
佳子さまが絵を描くのがお好きであったり、工作されていたという話は成年皇族を迎えた記者会見でご本人は語っていたものの、皇族たちが学校で作った作品なども一部出展される『宮内庁職員組合文化祭美術展』を遡っても、佳子さまの幼少の時代から絵や工作など印象に残る作品の記憶はありませんでした。新しい佳子さまの一面を今回の歌会始で垣間見られたように思えます」
来年の歌のお題は「明」。どのような歌が発表されるか待ち遠しい。