「予算などの理由で石崎選手はチームを離れましたが、“フィフス”というポジションはメンバーに怪我やアクシデントがない限り、試合には出場しない。カーリングのチームは5人まで登録できますが、そもそも試合に出られるのは4人なので、今季は4人体制(藤澤五月、吉田知那美、鈴木夕湖、吉田夕梨花)でシーズンに臨んできました。しかし、フィフスは作戦面やストーン(石)、試合前の氷のチェックなど、チームの勝利に必要な役割を担う重要なポジションでもあります」(スポーツ紙記者)
昨年8月に北海道・アドヴィックス常呂カーリングホールで開催されたアドヴィックスカップ2024から、4人新体制でシーズンをスタートさせたロコ・ソラーレ。ここまで国内・国外で14試合を戦い、準優勝こそ3度あるが、優勝は0回とスランプに陥っている。今大会で3位以内に入らなければ、2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪への出場が閉ざされる。絶対に負けられない戦いを前に白羽の矢が立ったのが、冒頭の松澤弥子選手だった。