丸出しドレスで『グラミー賞』授賞式にサプライズ登場したビアンカ(カニエのインスタグラムより)
なぜ予告なく登場したのか
コートを脱いだ後、カニエとビアンカはまもなく会場を立ち去った。イギリスの老舗タブロイド紙『デイリー・メール』は、「会場を追い出された」という証言と「自分たちの意思で帰った」という証言の両方を取り上げており、夫婦が会場から姿を消した詳しい経緯は不明なようだ。
関係者によると、今回の騒動は、カニエによる話題作りだったという。
「『デイリー・メール』では『カニエは自分が注目の的ではなくなっていることを心配して、大規模なPR活動を試みたらしい』という証言を報じています。“ヒップホップの新王者”と名高く、今回の『グラミー』で、最多5部門で受賞したケンドリック・ラマーへの対抗心があったのではないかといいます。
現在、カニエは性加害などの疑惑をかけられ、元スタッフやモデルから訴えられています。もしかすると、今回の騒動の根底には、世間の評価が落ちていくことへの彼なりの焦りがあるのかもしれません」(前出・ジャーナリスト)
騒動の裏には、大物アーティストの苦悩があるのだろうか──。