「プロレスリングFREEDOMS」所属の現役プロレスラーである葛西純
この状況を選手自身はどのように受け止めているのか。「プロレスリングFREEDOMS」所属の現役プロレスラーである葛西純(50)に取材した。葛西選手は、“デスマッチのカリスマ”として国内外で熱狂的に支持され、2021年にはドキュメンタリー映画『狂猿』も公開された。
蛍光灯は、凶器として“ベスト・オブ・ザ・ベスト”だという。
「破片が飛び煙がモワッとただよって、視覚的に派手。音も出るし、皮膚が切れて流血も起きる。まさにベスト・オブ・ザ・ベストなデスマッチアイテムですね。蛍光灯を超えるようなアイテムはもう出てこないんじゃないかな。
しいて言えば、ガラスボード(ガラス板)は代用に使えるのかもしれないけど、蛍光灯に比べたらコストもかかるし、使い方も限られるし……」(葛西選手、以下同)
葛西選手によると、デスマッチ1試合でだいたい200~300本の蛍光灯を使用するという。不要になった蛍光灯を譲ってもらって調達しているが、LED化が進んでいるのだろうか。「昔に比べたら、若干手に入りにくくなった気はします」と語った。