両国の土地所有者は「完成までに1年近くかかると思う」と話した
NEWSポストセブンではすでに、若手親方の「相撲の聖地・両国で現在更地となっている土地を確保し、すでに建設会社も決定して着工できる状態にあるという。130坪のほどの土地での大規模な構想で、建物は地上6階程度の相撲部屋と親方の住居も含めた複合ビルとする見通し。総額25億円クラスのプロジェクトになるそうだ」というコメントを報じた。
当該するとみられる土地には都内に住む所有者がおり、話を聞いたところ相撲部屋が建設されることを認めたうえでこう続けた。
「借地ということで建設会社と数年前に契約を結びました。当初、ビルを建てるという計画だった。ところが、あの場所は9階まで建てることができるが、それでは(敷地内に)駐車場を確保するのは大変だというので断念。そうこうしているうちに相撲部屋の話が出てきたようですね。
6階程度の建物にして、伊勢ヶ濱部屋が入るということで計画が進んでいるということは聞いています。もちろん随時報告は受けますが、建設会社に土地を貸しているのでそちらで進行しています。お洒落な建物にするそうなので、更地になっていますが完成までには1年近くかかると思いますよ」
相当な大規模プロジェクトとなりそうだが、相撲ジャーナリストはこう言う。
「一時閉鎖となって伊勢ヶ濱部屋に吸収されている宮城野部屋も、不祥事の前に日本橋に約485平方メートルの土地を購入していた。土地取得に15億円と伝えられているが、処分が解けないと部屋消滅の可能性もあって建設ができずに宙に浮いた状態が続いている。宮城野親方は弟子とひとつ屋根の下で暮らすことが条件となっており、これが足かせになっているという。照ノ富士はこうした状況を反面教師にして部屋建設を急いでいるようだ」
いずれにせよ、照ノ富士親方とモンゴル出身の先輩・白鵬の宮城野親方立場が逆転しつつある。