自身のXで追悼のメッセージを送った羽生結弦(AFLO_sports)
「同じ世界にいられてどれだけ幸せだったか、私は一生忘れません」。1月31日、羽生結弦(30才)は30日(現地時間)に亡くなったアメリカの元フィギュアスケーター、ディック・バトンさん(享年95)に、自身のXで追悼のメッセージを送った。バトンさんは、1948年のサンモリッツ、1952年のオスロ五輪を連覇した伝説のフィギュアスケーターだ。
「競技引退後は解説者を務めていました。選手の演技と自身の理想像を比較し、足りない点をはっきり述べるので、『辛口解説者』として有名でしたね。解説者をやめた後も、SNSで試合の感想を発信したりメディアのインタビューを受けたりと、フィギュアスケートとかかわり続けていました」(スポーツライターの野口美恵さん)
バトンさんが再び脚光を浴びたのは、彼が成し遂げた偉業が66年ぶりに再現される可能性が高まった2018年の平昌五輪だ。