「ミス京大」という肩書きは公式なものとして認められるのか(Instagramより)
京都大学は「公認していない」
一方で、京都大学の広報課は「NEWSポストセブン」の取材に対し「これまでミスコンテストを公認したことは一度もなく、名義貸しなどでもありません」と答えた。また、同広報課は各メディアの取材にも、非公認団体は大学の名義は使えないこと、今回については名義使用を認めていないと説明している。
昨年の京都大学11月祭での「ミス・ミスターコンテスト」企画が中止となったことについて「京大ミス・ミスター事務所」のスタッフは、
「京都大学11月祭事務局から『ミスコンのステージは中止だが、ミスコン企画自体は続行して構わない』と聞きました。学祭でのステージがなくともミスコン企画を開催している例は、『ミス慶應コンテスト』などほかにも存在します」
と主張している。このスタッフによると、公式Instagramや学内情報誌などで告知した結果、「大体の数字で、1万人規模の票が集まった」という。 なお、京都大学11月祭事務局に「京大ミスコンテスト2024」について問い合わせたところ、以下のような回答だった。
「あくまでミスコンステージ企画が中止となったのは、昨年の11月祭においてのみであると認識しております。また、弊団体は11月祭以外での他団体の活動について関知する立場にはございません。
弊団体は、『京大ミスコンテスト2024』の主催団体が11月祭に出展を希望された企画については対応を行いましたが、『京大ミスコンテスト2024』への関与はしておりません」(京都大学11月祭事務局の回答)
コンテストには複雑な経緯があったようだ。グランプリの一条さんには芸能界に羽ばたき夢を叶えてもらいたいが、「ミス京大」という肩書きが公式なものとして認められるかどうかはいまだ不透明だ。