コムズ被告はビバリーヒルズなどで定期的に「ホワイトパーティー」という名のセレブイベントを開催していた(Getty Images)
「権力者の集まりだから…」
番組に登場したアシュリーさんの弁護士は、ディディには2人の“共犯者”がいると明かした。
「コムズ被告に協力しているのは、女性Aと男性Bの2人です。番組内では実名も明かされていました。2018年の2月、アシュリーさんがバーでお酒を飲んでいたところ、Bに声をかけられたそうです。その後、Bと親しくなったアシュリーさんは、同年3月、Bの自宅で開かれるパーティーに誘われ、何の疑いもなく足を運んだといいます」(同前)
アシュリーさんがBの家に入ると、彼は台所から水を1杯持ってきたという。
「アシュリーさんが水を2、3口飲んだところ、意識がフラフラしてきたとのことです。朦朧とする頭を不思議に思いながらもパーティー会場に入ったおよそ10分後、コムズ被告と彼のボディーガード、それからAが登場。すると突然、Bがアシュリーさんの服を脱がし始め、その後にコムズ被告が残りの服を脱がしたといいます。
コムズ被告は手にナイフを持っており、それをアシュリー氏の口に突っ込むと、『(大人しくしないと)頬を切って“Glasgow smile(耳まで裂けた口)”にするぞ』と脅したそうです」(同前)
そのままアシュリーさんは抵抗する術もなく、性的暴行を受けたという。
「そして彼は、テレビリモコンを強引に私の中に押し込み、激しく動かしました」(番組内におけるアシュリー氏の告発を邦訳)
アシュリー氏は被害直後のことを、次のように振り返っている。
「(事件が起きてから)ベッドから起き上がることも、食事をとることもできなかった。引きこもるようになった。両親以外は誰も信用できなくなった。私はただ孤立していた。相手は権力者の集まりだから、ただ怯えて生きてきた」(番組内におけるアシュリー氏の告発を邦訳)