大勢に見送られ笑顔のみのもんた(2013年4月)
「“視聴率男”の異名を取ったみのさんは、全盛期に10本以上のレギュラー番組を抱え、2006年には『1週間で最も長く生放送に出演する司会者』(21時間42分)としてギネス世界記録にも認定されました。豪快に飲み歩くことでも有名で、一晩に数軒の銀座クラブをはしごして1000万円を使ったと報じられたこともあります」(テレビ局関係者)
「銀座の帝王」とも呼ばれたみのさんだったが、5年近く前にパーキンソン病を患い、晩年は病との闘いでもあった。2020年3月、75歳で最後のレギュラー番組だった『秘密のケンミンSHOW』(日本テレビ系)を勇退する際、みのさんは一線を退く心境をこうコメントしている。
《タレントさんの名前が覚えられなくなったし、大声ばかりで起承転結のない今どきのおしゃべりについていけなくなった》《レギュラーがなくなって悔しいという気持ちは全然なくて、いくつもの長寿番組に恵まれ、いい人生を歩いてきたと思う》
葬儀は親族のみの家族葬で執り行われ、お別れの会などは親族の希望で開催しないという。昭和、平成、令和と “おもいッきり”生きた波乱万丈の人生だった。