亡くなったみのもんたさん(時事通信フォト)
フリーアナウンサーのみのもんたさん(本名・御法川法男)が3月1日に死去したことがわかった。80歳だった。忖度しない“みの節”で怒り、笑った希代の名司会者は静かに天国へと旅立った──。
関係者によると、みのさんは1月16日の夜に都内で倒れ、心肺停止の状態が続いていたという。みのさんが倒れた当時の状況は『女性セブン』が一報している。
みのさんは当日、19時頃に港区にある芸能人御用達の高級焼き肉店で食事をしていた際、牛タンの肉片をほとんど噛まずに飲み込んでしまったという。同席していた知人が急いで背中をさすったものの、息ができず苦しそうにしていて、関係者によると一時は意識不明の重体だったという。すぐに救急搬送され、一時は心肺停止状態に。それから約45日──。 “みの節”が再びお茶の間に戻って来ることはなかった。
東京出身のみのさんは1967年に文化放送に入社。軽妙なトークで一躍看板アナウンサーとなったが1979年に退社。その後は放送業界を離れ、父親が経営する水道メーター会社に勤務していたが、一部でアナウンス業を継続。『プロ野球ニュース』(フジテレビ系)のキャスターとして活躍するなか、『プロ野球珍プレー・好プレー大賞』(フジ系)の番組立ち上げにつながる活躍を見せ、表舞台に復帰を果たした。
1989年に『午後は〇〇おもいッきりテレビ』(日本テレビ系)の名司会で“お昼の顔”となり、その後は『どうぶつ奇想天外!』(TBS系)、『クイズ$ミリオネア』(フジテレビ系)などの人気番組の司会を務め、2005年には報道番組『朝ズバッ!』(TBS系)のキャスターに挑んだ。