「思えば私の人生は“月”にご縁が深いんです」(久保)
公開中の映画『誰よりもつよく抱きしめて』でヒロインを演じる、乃木坂46の久保史緒里(23)。本作は人と人の距離が揺らぐ時代を背景に交錯する「様々な愛の形」を描きながら、ヒロインが自分の人生を見つめ直す成長譚だ。久保は同作の役柄について、「常に自分の感情に蓋をしているようだった」というほど没入したと明かす。そう振り返りながら、「思えば私の人生は“月”にご縁が深いんです」と続けた。(前後編の後編。前編を読む)
「史緒里は月みたい」
「ちっちゃい頃から『セーラームーン』が大好きで、お母さんが縫ってくれた戦闘服を着ている写真がたくさんあります。その想いが通じてか、大人になってから舞台(乃木坂46版 ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』2019年)でセーラームーンの月野うさぎ役をやる機会に恵まれて。今回の“月ちゃん”(月菜)など、月にまつわる役名や作品になにかとご縁があります」(久保。以下同)
凛とした久保の佇まいはどこか、澄んだ月を思わせる。