逮捕された伊東和彦容疑者。小学校教諭から教頭を経て、教育委員会に抜擢された“エリート教師”だった
NEWSポストセブン取材班が現地で取材をすると、近隣住民らは一様に驚きを隠さない様子だった。
地元で信頼の厚い“エリート家系”
「このあたりで和彦君の家はエリート家系でね。親戚にあたる人は医者で、夫婦でクリニックを営んでいました。今はもう畳んでしまいましたが、このあたりの人は皆そのクリニックで診てもらっていたんです。和彦君のお母さんはクリニックのあった場所で書道教室を開いていたこともあって、地域の子供たちが通っていました」(近隣住民)
地元の信頼が厚い、エリート家系に生まれた容疑者。幼少期を別の近隣女性が振り返る。
「小学生の頃は本当に大人しい子だった。物静かな子で、あまりしゃべらない印象ですね。スポーツをするような活発なイメージはないかな。お母さんがけっこう厳しい人だったから、勉強に忙しかったのかもしれません。高校もしっかりとしたところにいって、教員を多く養成している大学に進学したんです。先生から教頭先生、そして教育委員会にも上がったでしょ。出世もして、立派だなあと思っていたのに……」
私生活では一度は結婚したもののまもなく離婚。逮捕直前まで、長らく実家で父親と2人で暮らしていたようだ。