礼儀正しいと定評のある『ARMY』(写真/AFLO)
しかし、韓国当局がICPOを通じて女性の逮捕を要請するよう手配すれば話は変わってきます。また、日本は逃亡犯罪人の引き渡しに関する条約を韓国と締結しているので、韓国当局が求めれば日本政府は引き渡しに応じる可能性もあります」(荒木弁護士)
あるいは今後、この女性が韓国に入国しようとした際には当局に拘束される可能性もあるという。その場合、女性はどのような“天罰”を受けることになるのか。
「仮に『性暴力犯罪の処罰等に関する特例法』(性暴行処罰法)が適用されると、最高で懲役3年に処されることになります。ただ、今回は初犯と考えられるので、通常はそこまでの量刑が科されることはないでしょう」(荒木弁護士)
現在、女性は出頭要請に応じていないため、現地警察署はジンを被害者として調査することも検討しているという。
「今後はジンさんが女性の処罰を求めるか否かが、捜査に大きく影響する可能性が高い」(荒木弁護士)
“逃げ得”とはならなそうだ。
※女性セブン2025年3月20日号