大勢に見送られ笑顔のみのもんたさん(2013年4月)
“銀座の帝王”の美学とは
銀座のホステスにマンションを買い与えたとも噂されたみのさんだが、支払いは必ず自腹が「美学」だった。本人はかつて本誌・週刊ポストにこう語った。
「自分で汗水垂らして稼いだ金で飲む酒が一番美味しいし、支払いの時は“必ず帰って来るぞ”と願いを込める。そうやって飲む人だけが残る世界だと僕は思うね」
2020年にパーキンソン病を公表し、2021年に表舞台から身を引いた。コロナ禍で「夜遊び」を自粛したが、2023年春に銀座での飲み歩きを再開していた。
当時、健康状態を尋ねる本誌の直撃取材にみのさんはこう答えた。
「まぁまぁだね。銀座に2~3日行けるくらいだよ。お酒も当然飲めるしね!(仕事復帰は)今のところないね。若い連中に道を譲ってやらないとね。銀座は譲らないけどね(笑)」
そんな“帝王”の夜の物語は静かに幕を閉じた。
※週刊ポスト2025年3月21日号