19才の誕生日に成年式が開催される悠仁さま
3月3日、悠仁さまの成年会見が赤坂御用地で行われた。会見では、記者からの質問に先立ち、岩手・大船渡で発生した山林火災へのお見舞いの言葉を述べられるなど、上皇さまや天皇陛下がなされてきたように、困難に直面する国民へ寄り添う姿勢を真っ先に示された悠仁さま。次なる大役は、9月6日の19才の誕生日に実施されることが発表された「成年式」だ。これまでは、成年を迎えた年齢のうちに実施するのが通例で、この成年式の日程は極めて異例だという。
「18才が成年となった現在、成年式については3月説や5月説が飛び交っていましたが、今年は戦後80年の節目で、両陛下は8月までスケジュールがびっしり。加えて伝統的な装束を身にまとう式典ということもあって、暑さ対策の観点から夏の盛りを避けるという思いもあったのだとか」(宮内庁関係者)
さらに、悠仁さまの誕生日に決まった背景には、秋篠宮さまの個性も感じられるという。
「もともと秋篠宮さまは秋頃を念頭に置かれていたという話もあります。悠仁さまの誕生日なら、両陛下もご挨拶を受けられるために予定を空けられています。ほかの皇族方や関係者も以前からスケジュールを調整しており、全方位的に『この日なら、もともと予定は空けていただけておりましたよね』と合理的にお考えになったのかもしれません」(前出・宮内庁関係者)
成年式の日程は決まったものの、詳細な内容や、成年を報告するための伊勢神宮参拝、祝宴などの行事についてはいまだ発表がない状態だ。
「成年式の日程が異例なだけに、関連行事の日程も変則的になるかもしれません。伊勢の参拝については、来年の3月という話も出ています。本来、宮内庁としては大学に入学される前に成年式を実施したかったというのが本音でしょうが、悠仁さまの大学受験がどうなるか直前までわからなかった。最近では、秋篠宮家と皇嗣職のコミュニケーション不足を指摘する声もあります。実際、成年会見と大学進学で手一杯の状況なのでしょうけど……」(皇室記者)
いちごを収穫し、パフェ作り
そんな悠仁さまの入学を待つ筑波大学では、急ピッチで受け入れ体制を構築している最中だ。
「いま学内では宮内庁と警察が入念に下見を行い、入学後のシミュレーションをしているのです。下見の対象は教室だけでなく研究施設や学食にも及び、テロ対策の視点から、どこかに死角がありはしないかと徹底的な調査が行われています。
そうした物々しい様子に、のどかな環境で研究に勤しんできた人たちは驚きを隠せないようです。中には、『悠仁さまが入学されたら、毎日こういった空気の中で研究することになるのか……』とつぶやく声も聞こえてきます」(筑波大学関係者)
広大な敷地を誇るキャンパスの外でも、通学方法や学生生活の拠点となるお住まいなどについて、着々と準備が進められているという。悠仁さまが大学生活に慣れられるだけでなく、筑波大が悠仁さまに慣れるのにも時間がかかりそうだ。
もうひとつ、秋篠宮家に残る難題は、小室眞子さんとの関係だ。眞子さんは悠仁さまが中学3年生のときに小室圭さんと結婚し、そのまま渡米。以来、一度も帰国していないとされる。
悠仁さまは成年会見で、「姉たちは年が離れていますので、両親が国内や海外に出かけているときに一緒に遊んでくれたり、本を読んでくれたりして世話をしてくれることがありました。御料牧場に家族で行ったときにはいちごを収穫して、一緒にパフェを作ったことも忘れられない思い出です」と語られたが、渡米した眞子さんとは、長く対面を果たされていない状況だ。その眞子さんは、弟の門出を祝う場に駆けつけるのだろうか。
「ご招待の連絡はあるでしょうが、最近も圭さんの母・佳代さんの自伝本が唐突に発売されるなど、秋篠宮家と小室家の足並みが揃っているとは言いがたい。仮に眞子さんが帰国するとしても夫婦ではなく、単独での帰国になるのではないかとの声もあります」(前出・宮内庁関係者)
眞子さんが出席するとなれば、秋篠宮家のこの5年の“空白”を埋めることになる。9月6日の成年式に、家族揃って悠仁さまの門出を迎えられることを願いたい。
※女性セブン2025年3月20日号