“岡田節”は健在(写真/共同通信社)
阪神の前監督である岡田彰布氏(67)が3月2日、リーガロイヤル大阪にてサンケイスポーツ主催の「創刊70周年記念講演」に登壇した。フリーアナウンサーの梅田淳氏(64)の司会で野球人生を振り返りつつ、今季のプロ野球の行く末についても言及した。講演に参加したファンが言う。
「300人以上の観客の歓声や拍手に岡田さんは『ちょっとびっくり』と言葉を詰まらせる様子でした」
実は観衆の前で“岡田節”を披露する久々の機会だったのだ。スポーツ紙記者が言う。
「岡田氏は阪神を2度も優勝に導いた功労者であり、現在は阪神のオーナー付顧問を務める立場ですが、最近はメディアへの露出が減っていました。今キャンプの視察で『村上(頌樹、26)が一番勝つんちゃうか』と評価する一方で、『才木(浩人、26)はあんまりよくない』など直截的な物言いをする岡田氏を球団側が警戒したのも一因とされます」
新井広島については「あんなもん」
約90分の講演では岡田氏らしい発言を連発。前出のファンが言う。
「1985年の日本一を率いた吉田義男監督やコーチとして仕えた野村克也監督、オリックスに拾ってくれた仰木彬監督とのエピソードを披露し、最後に『みんな亡くなっているんで何でも言えるわな』と添えて爆笑を起こしていました。
そのほかにも『オレの口から“そらそうよ”を聞いたことがない? (監督だった)ここ2年は(記者から)まともな質問が飛んでこない。頓珍漢な質問に言われへんわな』『昨季のDeNAは日本一になったにもかかわらずリーグ3位だったため、2機と決まっているチャーター便が押さえられなくてハワイ優勝旅行に行けなかった。その気持ちが込められているから今年のDeNAは怖いと思うわ』などと、“岡田節”は健在でした」