雅子さまの公務をサポートされる心強い味方である愛子さま(2024年5月、栃木県高根沢町。撮影/JMPA)

雅子さまの公務をサポートされる心強い味方である愛子さま(2024年5月、栃木県高根沢町。撮影/JMPA)

両陛下を近くでサポートしたい

 3年前の3月に行われた成年会見で、両陛下に伝えたいことを問われた愛子さまは、《これからも長く一緒に時間を過ごせますように》とお答えになった。

「皇族として長く両陛下をお支えしたい、という愛子さまの強いお気持ちが拝察できます。成年されてからは、雅子さまの言葉を受け入れるだけではなく“私はこう思う”など自分の意見を伝えられることも増えてきたそうです。皇族としての自覚が強くなられてきたのかもしれません。昨年には初の単独地方公務を遂行されるなど、成年皇族としての存在感も増しています。

 また、今年は、戦後80年に際しての慰霊や、大阪・関西万博に合わせて来日する賓客の接遇など両陛下にとって重要な行事が目白押しで、正念場ともいうべき1年です。両陛下をいちばん近くでサポートできるのは自分だと意気込まれているのではないでしょうか」(前出・皇室記者)

 愛子さまが皇室を支える覚悟を決められる一方で、これまで肝心の皇室典範の議論は遅々として進まなかった。

「昨春、愛子さまは日本赤十字社に就職されました。公務が終わってからも着替えて職場に向かわれるなど、精力的に勤務されているといいます。今後、一般人として暮らしていく可能性が残されている以上、一般社会での勤務経験も積まねばならないというお考えなのでしょう。たとえば5年後、10年後、愛子さまはどのように過ごされているのか。将来がまったく見えないまま時間だけが過ぎていくわけですから、戸惑いや不安をお抱えだったはずです。

 長らく未婚の皇族か結婚して皇室を出るかの二者択一でしたが、ここにきて、結婚してもなお皇族であり続けるという選択肢が現実的になってきました。これで腰を据えてお相手探しができるでしょう。愛子さまの“生涯皇族”という固い決意が、ようやく実を結ぼうとしているのです」(前出・皇室記者)

 とにかく不安定な将来像を愛子さまに押しつけることだけはあってはならない。

女性セブン2025327日・43日号

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