キルト展で三浦百恵さんの作品に見入ったことがある紀子さま(写真左/JMPA)(2023年、ベトナム・ハノイ。写真/時事通信フォト)
悠仁さまの成年会見がつつがなく終わり、秋篠宮家は安堵の空気に包まれているという。
「周囲も“現状では100点満点の会見ができた”と胸を張っています。両陛下も悠仁さまの成長に目を細め、『いい記者会見でした』とおっしゃっていたそうですよ」(宮内庁関係者)
3月3日に行われた会見では、悠仁さまが《母は、休日に室内で刺繍やキルト作りをしていることもあれば、庭の果実を使ってシロップやジャムを作っていることもあります》と、紀子さまの近況に触れる一幕があった。
「赤坂御用地のお庭で育った、ムベの実やかりんの実を使って、ジャムやシロップを作られているそうです。また、これまでも手芸を嗜まれていた紀子さまは、昨年からはトルコの伝統手芸『オヤ』にも熱中されています。トルコご訪問の際には、お手製の花のブローチを身につけられていましたし、今年の歌会始の儀でもオヤの歌を詠まれています」(前出・宮内庁関係者)
紀子さまのそうしたご趣味は、もともと美智子さまの影響が大きかった。
「美智子さまも皇居でとれた梅の実を使って、梅のシロップなどを作られていました。また、毎年1月15日の小正月には、手遊びとして、女官たちとお手玉を作られたり、手芸をなさったりして楽しまれていたのです」(皇室関係者)
秋篠宮さまとのご結婚後、多くの場面で美智子さまのなさりようを学ばれてこられた紀子さま。しかし、こと手芸においては、紀子さまが意識されるのは美智子さまだけではないという。
「紀子さまはこれまでに何度も、国際的なキルトの展示会にお出ましになり、作品を鑑賞されているのですが、その展示会では毎年、あの三浦百恵さんの作品も展示されていたのです。ある年は、百恵さんの作品の前で足を止め、じっくりと作品に見入られる紀子さまの姿が目撃されています。そのときは手芸仲間たちが『百恵さんに報告してあげようかしら』と盛り上がっていました」(キルト展の関係者)
歌手・山口百恵として一世を風靡したものの、三浦友和との結婚以降は、表舞台から去った百恵さん。そんな彼女が引退以降、キルトを趣味として楽しんできたことはよく知られている。
「百恵さんは展示会に参加するほか、作品集も出版するほどの腕前です。百恵さんの師匠は常々、キルトのために家庭をおろそかにせず、少しずつでも針を進めて作品を完成させることの大切さを説いています」(出版関係者)
実際、百恵さんはこの教えを忠実に守り、専業主婦として2人の子供を育てながら、キルトと向き合う時間を捻出し、腕を磨き続けてきた。
「これまでの紀子さまの手芸への姿勢は、その道の先輩である百恵さんのそれと重なります。作品展で刺激を受けた百恵さんを見習って、紀子さまも子育てや公務を優先しながら、地道に一針一針を進められてきました。
ただ、悠仁さまが成年を迎えられ、子育ても落ち着いたいま、紀子さまご自身の時間の使い方も変わってきているのでしょう。最近は手芸熱が以前より増しているように見えます」(前出・宮内庁関係者)
紀子さまが、百恵さんのように作品を出展する側になられる日も近いかもしれない。
※女性セブン2025年3月27日・4月3日号