『鴨場接待』で、ワイン系のツイードのノーカラージャケットを着用されていた佳子さま(2025年2月14日、時事通信フォト)
「お下がり文化」は昭和天皇の時代から
佳子さまはなぜ眞子さまのお下がりを着用される機会が多いのだろうか。
「眞子さんがニューヨークへ移住されるにあたり、洋服や着物をすべて持って行くことは難しく、多くを日本に残されたのではないでしょうか。それらを佳子さまが譲り受け、公務などで着用されている可能性が高いと思います」(つげ氏)
皇族が身内のお下がりをきて公務に出ることは珍しいことではない。
「昭和天皇は、学習院院長を務めた乃木希典氏から『穴のあいているのを着てはいけないが、継ぎの当たったのを着るのはちっとも恥じゃない』と教えられており、それを実践されていました。
現在の天皇陛下も学習院初等科に通われていた際には、上皇さまのお下がりの制服を着用されていましたし、近年では愛子さまが今年の歌会始でお召しになったクリーム色のロングドレスも、かつて雅子さまが着用されていたものと同じもののように見えます。
このように、お召し物を世代を超えて受け継いでいくことは、皇室において大切にされてきた伝統の一つといえるでしょう」(つげ氏)
佳子さまのファッションに今後も目が離せない。