「死因贈与契約」で濱田淑恵容疑者の親族が譲り受けた白塗りの豪邸
本当に自殺だったのか
自殺教唆──。他人に追い込まれはしたが、自殺したのはあくまでも自分の意思。警察のこうした判断に寺本さんの長男は疑問を感じているという。
〈僕は自殺教唆ではなく、殺人ではないかと思っています。父は楽天的で明るい人でした。仕事が命でしたから、(理想のオーディオを開発するという)仕事を完成させない限り、自分からは絶対に死なないと思います。洗脳下での命令であれば、『殺人』と言ってもいいのではないでしょうか?〉
そう綴る背景には、一度は「事件性のない自殺」と判断された事案を再捜査して事件化した大阪府警への期待があるようだ。
〈大阪府警のホームページで本部長の方が『警察の役割は社会正義を実現すること』とおっしゃっていました。府警の捜査員の皆さんは、きっとこの言葉を胸に捜査をされていたのだと思います。父親と一緒に亡くなった米田さんはまだ50代でした。2人の無念を晴らすためにも府警にはぜひ真相解明に全力を尽くしていただきたいと思います〉
いまだ謎が多く残されている奇怪な事件。寺本さんの長男が望むように、事件の全容は解明に向かうのだろうか。
関連記事【《男性2人に自殺教唆》自称占い師・濱田淑恵容疑者が被害者と結んでいた“8000万円豪邸の死因贈与契約” 被害者が購入した白い豪邸の所有権が、容疑者の親族に移っていた】では、被害者男性の財産が死後、濱田容疑者側のものになっていたことを詳報している。
情報提供募集
「NEWSポストセブン」では、情報・タレコミを募集しています。情報提供フォームまたは、下記の「公式X」のDMまで情報をお寄せください。