滞在は2週間の予定だという
秋篠宮家の次女・佳子さま(30)が6月上旬にブラジルを公式訪問すると発表された。今年は日本とブラジルの外交関係樹立130周年にあたり、政府主催の行事に出席する予定だ。
「戦後の貧困から抜け出すため日本政府が国策として海外移住を推奨した際、ブラジルは日本人移民を受け入れてくれた過去があります。
そのことへの感謝を込めた国際親善が続けられてきており、上皇陛下から天皇陛下、さらに秋篠宮ご夫妻へと引き継がれ、2018年には眞子さんが現地を訪問されました。そのバトンを今回は佳子さまが受け取ったということでしょう」(宮内庁担当記者)
佳子さまは国内各地の視察や外国訪問など公務の件数が昨年1年間で合計134件に達し、非常勤の嘱託職員として働く全日本ろうあ連盟の出勤ペースを週3日から週2日に落とすなど、負担が重すぎるのではないかと心配されていた。
だが、今回のブラジル訪問への準備の様子からは、「多忙のなかでも1つ1つの公務を大切にしている姿が見えてくる」(同前)のだという。
「佳子さまは今、日系人関係者が住んでいる地域や、かつて皇族が訪れた場所に関する資料を読み込んでいるといいます。気候も日本と大きく違うので、服装などの選定準備も入念にされているそうです」(同前)
佳子さまがブラジルを訪問することになった理由について宮内庁に聞くと、「ブラジル政府から佳子内親王殿下にご招待があり、我が国と同国との友好関係に鑑み、御訪問いただく」(総務課報道室)と回答。
秋篠宮家の縁の地で佳子さまがどのような姿を見せるか、注目は高まる。
※週刊ポスト2025年3月28日・4月4日号