女子ゴルフ界をざわつかせる不倫問題の数々(写真:イメージマート)
女子ゴルフ界を揺るがした、3人の女子プロとキャディの“トリプルボギー不倫”。男性キャディの妻も女子プロゴルファーという泥沼の騒動だが、これだけでは終わらない。新たな「不貞問題」が浮上した──。
開幕直前、“トリプルボギー不倫”が報じられた3人のシード選手への注目度は高まる一方だ。川崎春花(21)はツアー第3戦「アクサレディス」(3月28日~)を欠場。開幕以来3週連続の欠場となり、復帰の気配がない。阿部未悠(24)と小林夢果(21)は出場を続けているが、ツアー第2戦では揃って予選落ちと苦しんでいる。特に欠場が続く川崎を心配する声は多い。
「シード選手には『全試合の60%以上』の出場義務があるほか、『前年優勝した大会』『前年欠場試合』への出場義務があり、違反するとそれぞれ罰金が課されるため、どこかでは試合に出なければいけない。苦しい状況です」(ゴルフ記者)
女子プロゴルフを統括するJLPGA(日本女子プロゴルフ協会)も対応に追われるなか、関係者をざわつかせているのが新たな不倫問題だ。
「若手女子プロのX子が、企業のプロアマ(プロとスポンサー企業が大会前後に行なうラウンド)で知り合った男性と不倫関係になり、それが昨年夏頃、X子も親交のあった(男性の)妻にバレた。昨夏、妻はX子に『500万円の損害賠償金』を払うよう通告しましたが、支払われなかったためトラブルに発展した」(ツアー関係者)
本誌『週刊ポスト』が入手した資料によると、夫とプロの不倫関係により〈長年にわたって親交を続けてきた〉妻は2人に〈裏切られ、精神的に極めて深刻な被害〉を被ったとし、夫婦関係も事実上破綻状態になったと主張している。その後「和解に向けた話し合いが進んでいる」(同前)とされるが、“個人間の問題”と言えるのかで関係者が注視するのは、X子がツアー第3戦のアクサレディスに「主催者推薦」で出場する点だ。
「女子ゴルフ界が不倫問題でこれだけ注目されている時に、不倫トラブルを抱える選手が『推薦枠』で出場するなんて、協会の危機管理はどうなっているのか」(前出・ツアー関係者)
X子が推薦枠で出場することへの見解を大会前にJLPGAに問うと「選手個人の私生活上の行為については必要がない限り関与しませんが、必要に応じて、事実関係の調査、及び同調査に基づく適切な対応を講ずることを検討いたします」との回答。X子本人に不倫問題について直撃すると、「今はちょっと……」と言葉少なに対応するのみだった。
※週刊ポスト2025年4月11日号