「異物混入」がみられた「すき家」の味噌汁(写真は編集部で加工しています)
〈当該店舗の大型冷蔵庫の扉が店外に面しており、その下部に設置されたゴム製パッキンに生じていたひび割れから混入したネズミが侵入した可能性が高いと結論付けております。また、お椀への混入は、みそ汁の具材を入れたお椀を大型冷蔵庫で一時保管していた間に混入した可能性が高いと考えております〉
また、トラブル発生から即座に公表しなかった理由については、〈本件は当該店舗の建物構造と周辺環境が重なった特殊な事例であることを勘案し、ホームページでの公表を見合わせ〉と説明している。
翌22日には、専門の害獣駆除会社による当該店舗の駆除施工を実施し、23日には、鳥取市保健所の現地確認を経て、当該店舗の営業を再開したという。また、2月末までに当該店舗と同タイプの冷蔵庫を設置している72店舗について、パッキンの状態確認および交換、その他懸念箇所の修繕を完了したことも報告している。
今後の防止策として、従業員への衛生教育の再実施のほか、〈四半期に一度、全店舗において建物のクラックや隙間などの有無の点検および懸念箇所が確認された場合の修繕を実施〉や〈全店舗のゴミ庫の冷蔵化〉などを挙げている。