NewsJeans(写真/アフロ)
日韓で異なる契約の基準
日本では芸能事務所対タレントの裁判抗争はあまりない。それは日韓で「契約期間」が異なるからだと、レイ法律事務所の佐藤大和弁護士が語る。
「日本の契約期間は1~3年が標準ですが、韓国は5~7年が多い。日本なら長くても3年待てば円満に契約を終了することもできますが、韓国は契約期間が長い分、不満も溜まり契約途中で『もう辞めたい』となってトラブルが発生しやすい」
彼女たちはこうした事態をあらかじめ想定していたと見る向きもある。K-POPに詳しい芸能関係者が言う。
「彼女たち自身、将来の稼ぎ頭として巨額の投資を受けてきたことは自覚しており、騒動で事務所にダメージを与えた責任は受け入れた。ですが、それはメンバーが一枚岩でさえいれば、いつでも成功できると考えていることの裏返しでもある」
華やかな芸能界だが、その基盤は日韓で大きな違いがあるようだ。
※週刊ポスト2025年4月11日号