古橋容疑者は『花の会』の会長をつとめ、花の栽培をしていたという

古橋容疑者は『花の会』の会長をつとめ、花の栽培をしていたという

エースピッチャーでリーダー的存在

 古橋容疑者の地元は事故現場から車で10分ほど。浜名湖を間近に臨み、水と緑が共生する自然豊かな町だ。そこで古橋容疑者は長年、地域のリーダー的存在として住民から信頼を集めていたようだ。70代の近隣男性が口をひらく。

「昭坊とは、野球仲間でした。30、40年くらい前かな、地区の社会人野球チームで同じチームメイトでした。昭坊はピッチャーでエースだったの。今もだけど、昔から体格が良くてストレートが速かったね。いい球投げてたよ。おかげで、ここら辺は野球強かったんだよ」

 男性は当時を懐かしむように目を細めた。古橋容疑者は最近では自治会の会長も勤めていたようだ。

「自治会長もやっていて面倒見のいい人だったから、ほんとうにまさかっていう感じだよね。消防団の勧誘なんかも熱心に頑張っていて、うちの息子の代にはよくお世話になっていましたね」

 別の80代の近隣男性も「彼はまとめ役だった」と口にする。

「昭ちゃんはここの地域のリーダー、まとめ役だな。自治会長もやっていたし、『花の会』の会長もやっていた。『花の会』っていうのは、昭ちゃんが自宅前の土地を提供して花を栽培する会のこと。昭ちゃん自身もよく手入れをしていたよね」

 暮らしぶりについては以下のように明かした。

「数年前に女房を病気で亡くしていてね……。息子夫婦と3人で生活していますね。公園の横の土地を貸していて、ソーラーパネルがいっぱい敷き詰められている。だから、農業以外の収入も相当あったと思うよ」

 頼れる地域のリーダー“昭坊”に何があったのか。真相究明が待たれる。

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