“TKイベント”でオーガナイザーを務める
男の子にはそういう盛り上がる曲があるけど、女の子にはあるんだろうか。そう思ったんですね。そこはまさに、「ぽっかりと空いている」ピースなんじゃないかと。女の子がひとりで切々と歌い上げる曲はあったけど、それまで女の子たちがみんなで盛り上がる曲ってそんなになかったと思うんですよね。だから、もう「YAH」は使えないけど、「Yeah」と「WOW」は僕が取っちゃおうと〉
小室が狙った通り、「Yeah」と「WOW」は多くの人の心に刺さった。リリースの1994年以降、カラオケでは盛り上がる定番ソングになったと言えるだろう。
〈その後「WOW」とか「Yeah」って、結構いろんなアーティストさんに使われていくんですよね。つんく♂が、モーニング娘。の「ここぞ」という曲で使ったりとか、秋元康さんに、「小室くんの『WOW』については結構分析したんだよ」って言われたりね。乃木坂46の歌でも「WOW」は、使われているみたいですよね。
何かをきっかけに一般化したという例で言うと、映画『サウンド・オブ・ミュージック』で歌われた「ドレミの歌」ってあるでしょう。あれって映画の後に、みんなが歌うようになって、日本でもカバーされて、子どもが一番最初に覚える歌みたいになっていって、音楽の教科書にも載っちゃったでしょう。言ってみれば、音楽のオープンソースみたいなことってあるんですよね。「WOW」と「Yeah」も、僕がきっかけで、みんなに使われる言葉になっていたのかなって、ちょっと思いますね。〉(前掲書より)
DJ KOOは、イベントに向けてこうも語った。
「(本には)こんな感じで、それぞれの曲に詳しい“誕生秘話”があるんです。たとえば渡辺美里さんの『My Revolution』やglobeの『DEPARTURES』にも。これを読んでイベントに来てもらえれば、きっと感動は倍増すると思いますね。超オススメDO DANCE!!」
30年経っても古びないサウンドには秘密があった。今年の夏はTKサウンドに酔いしれたい。
イベントオフィシャルサイトURL
https://tksongsrespectnight.com/