芸能

夏に“TKイベント”開催へ DJ KOOが紹介する「小室哲哉がWOWとYeahを使う秘密」

 昨年はTM NETWORKが結成40周年、hitomiがデビュー30周年を迎えるなど、音楽プロデューサー・小室哲哉にとってメモリアルな1年だった。さらに今年はH Jungle with tやglobeがデビュー30周年を迎える。小室のさらなる精力的な活動が期待されるなか、TKファン垂涎のイベントが発表された。「~SUPER PREMIUM PARTY~TK SONGS RESPECT NIGHT 03」(2025年8月3日開催・品川ステラボール)である。

 同イベントは、TRFのDJ KOOとDJ BLUEがオーガナイザーを務める。DJ KOOを始め、浅倉大介、マークパンサーがDJとして、hitomiがシンガーとして出演。TKゆかりのメンバーが「TKプロデュース曲しばり」でフロアを沸かせるイベントだ。

 昨年(2024年)開催された前回はなんと小室哲哉本人が観覧に姿を見せ、DJ KOOに招かれてシンセを弾く一幕もあった。今年もさらなる“サプライズゲスト”が期待されるところだ。DJ KOOが言う。

「このイベントでは、小室さんが生み出したあらゆる“神曲”がプレイされます。TKサウンドのすごいところは、イントロやサビを聴けばたちまちリリース当時の熱い気持ち、切ない気持ちがよみがえるところ。今回もどんな曲がどんなかたちで飛び出すか、楽しみにしてほしいですね。僕自身、どんなイベントになるか誰より楽しみにしています」

 DJ KOOが愛読し、同イベントの“副読本”として推奨するのが、NHKプロデューサー・神原一光氏の著作『WOWとYeah 小室哲哉 ~起こせよ、ムーヴメント~』である。

「TKサウンドを愛する人でも知らないような名曲誕生の逸話がこれでもかと掘り下げられていて、RESPECTが溢れる一冊です。とくに面白かったのは、タイトルにもなっている『WOWとYeah』の部分。これは僕たちTRFの代表曲である『survival dAnce~no no cry more~』で、なぜ『WOW』と『Yeah』だけを繰り返す前例のないサビ部分を作ったのか、ということが書かれていて、当時、一番近くで小室さんを見ていた僕自身も『なるほどなぁ』となったんです(笑)」

 同書で、小室哲哉はこう語っている。

〈それまで「WOW」とか「Yeah」って、伝えたい歌詞の前後に使って、際立たせたり、リズムをつけるために使ったり、掛け声みたいに使うことが多かった。歌の中で、自然に出るみたいな。フェイクって言うんですけど。でも、そうじゃなくて思い切って、サビそのものの歌詞として使ってみようって思ったんですね。

 この試みは「斬新なフレーズだ」「1回聴いたらいつまでも頭の中で響く」みたいに評価してもらえました。今では「Yeah」と「WOW」については、僕の代名詞みたいに言われることがありますけど、これも考えた末のものです。前の年、1993年にCHAGE and ASKAの『YAH YAH YAH』が大ヒットして、男の子たちがみんなカラオケで「ヤー! ヤー!」と盛り上がっていた。

関連キーワード

関連記事

トピックス

休養を発表した中居正広
【独自】「ありえないよ…」中居正広氏の実兄が激白した“性暴力認定”への思い「母親が電話しても連絡が返ってこない」
NEWSポストセブン
4月7日、天皇皇后両陛下は硫黄島へと出発された(撮影/JMPA)
雅子さま、大阪・沖縄・広島・長崎・モンゴルへのご公務で多忙な日々が続く 重大な懸念事項は、硫黄島訪問の強行日程の影響
女性セブン
戸田菜穂など、配役の妙が早くも朝ドラファンの注目を集めているという/(C)NHK 連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合) 毎週月~土曜 午前8時~8時15分ほかにて放送中
『あんぱん』で朝ドラヒロイン経験者が共演…『ええにょぼ』戸田菜穂と『ひまわり』松嶋菜々子、“役どころ交換”の遊び心ある配役
週刊ポスト
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された(左/時事通信フォト)
広末涼子の父親「話すことはありません…」 ふるさと・高知の地元住民からも落胆の声「朝ドラ『あんぱん』に水を差された」
NEWSポストセブン
SNSで出回る“セルフレジに硬貨を大量投入”動画(写真/イメージマート)
《コンビニ・イオン・スシローなどで撮影》セルフレジに“硬貨を大量投入”動画がSNSで出回る 悪ふざけなら「偽計業務妨害罪に該当する可能性がある」と弁護士が指摘 
NEWSポストセブン
筑波大学の入学式に出席された悠仁さま(撮影/JMPA)
悠仁さま、入学式で隣にいた新入生は筑附の同級生 少なくとも2人のクラスメートが筑波大学に進学、信頼できるご学友とともに充実した大学生活へ
女性セブン
都内にある広末涼子容疑者の自宅に、静岡県警の家宅捜査が入った
《ガサ入れでミカン箱大の押収品》広末涼子の同乗マネが重傷で捜索令状は「危険運転致傷」容疑…「懲役12年以下」の重い罰則も 広末は事故前に“多くの処方薬を服用”と発信
NEWSポストセブン
人気のお花見スポット・代々木公園で花見客を困らせる出来事が…(左/時事通信フォト)
《代々木公園花見“トイレ男女比問題”》「男性だけずるい」「40分近くも待たされました…」と女性客から怒りの声 運営事務所は「男性は立小便をされてしまう等の課題」
NEWSポストセブン
元SMAPの中居正広氏(52)に続いて、「とんねるず」石橋貴明(63)もテレビから消えてしまうのか──
《石橋貴明に“下半身露出”報道》中居正広トラブルに顔を隠して「いやあ…ダメダメ…」フジ第三者委が「重大な類似事案」と位置付けた理由
NEWSポストセブン
小笠原諸島の硫黄島をご訪問された天皇皇后両陛下(2025年4月。写真/JMPA)
《31年前との“リンク”》皇后雅子さまが硫黄島をご訪問 お召しの「ネイビー×白」のバイカラーセットアップは美智子さまとよく似た装い 
NEWSポストセブン
異例のツーショット写真が話題の大谷翔平(写真/Getty Images)
大谷翔平、“異例のツーショット写真”が話題 投稿したのは山火事で自宅が全焼したサッカー界注目の14才少女、女性アスリートとして真美子夫人と重なる姿
女性セブン
フジテレビの第三者委員会からヒアリングの打診があった石橋貴明
《中居氏とも密接関係》「“下半身露出”は石橋貴明」報道でフジ以外にも広がる波紋 正月のテレ朝『スポーツ王』放送は早くもピンチか
NEWSポストセブン