衆院選「自公過半数割れ」で起こる政界再編シミュレーション
自民党参院のベテラン議員も政権組み替えをにらんだ言い方をする。
「選挙後に石破総理は退陣し、総裁選を行なうことになる。しかし、新総裁がそのまま次の総理になれるとは思っていない。
自民党が政権を続けるには、維新、国民民主、立憲のどれかに連立を組んでもらうしかない。玉木氏を首相に連立を組むつもりなら減税に前向きな総裁、野田首相で大連立にするなら財政再建を重視する財務省寄りの総裁、といった具合に、“連立相手を選ぶための総裁選”になるだろう」
今夏の選挙戦を経て、ニッポン政界の景色が大きく塗り替えられることは確かだ。
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●レポート/野上忠興(政治ジャーナリスト)と本誌・週刊ポスト取材班
※週刊ポスト2025年4月18・25日号