遺体が見つかった長浜市の浩一郎容疑者と龍彦容疑者の自宅
近所に住む「無愛想で怖い人」の正体
長年、遺体と一つ屋根の下で過ごしていたとみられる親子。周辺の住民から奇異な目で見られていたのは前回記事で報じたとおりだ。
「あの家だけが付き合いがないんです」(近隣男性)
「夏でも雨戸も閉め切っているような家でね、死んじゃうんじゃないかと冗談を言っていたくらい」(近隣高齢男性)
近隣住民と距離をとっていた岩瀬容疑者親子。雨戸を閉め切っていたのは、遺体がある家の中を見られたくなかったからなのだろうか──。
一方、共犯者として逮捕された野中容疑者が住む堺市の住宅街。遺体が見つかった長浜市の住宅からは直線距離で110キロ以上も離れている。
「もうここに引っ越してきて10年くらいは経っているのに、いつも険しい顔をしているので話したことはないんです。車に乗って出入りしている姿をたまに見るくらいで。引っ越してきたときは、逮捕された野中さんと、奥さんのような女性と息子さんらしき人が2人と、あとは高齢の女性がいらっしゃったと思います。介護の方がいらっしゃっていたのを見た覚えはあります。
でも最近は野中さんくらいしか見なくてね。この辺りは古い方も多いからご近所さんとはそれなりに会話もするのですが、野中さんはちょっと怖い雰囲気があるから近寄りがたくて。町内会にも入っていない方なので接点がないんですよね」(近隣女性)