直撃に対し、顔を隠して「いやあ……ダメダメ……」とその場を後にする石橋(2025年1月)
石橋のハラスメント疑惑が報じられた4月9日、食道がんを公表したYouTubeの動画は削除されて閲覧ができない状態になっていた。これが何を意味するのか。中居氏の女性トラブルに端を発した問題は、『うたばん』(TBS系)で長年コンビを組んでいた石橋にも飛び火した。
1996年10月から始まった歌番組『うたばん』は、当時34歳の石橋とSMAPのリーダーで24歳だった中居氏という、芸人とアイドルの異色コンビをMCに起用。この石橋との出会いが、のちに紅白の司会を務めるまでになった中居氏をアイドルからトップMCに成長させる要因の1つとなったといわれる。
「『うたばん』は歌そのものよりもアーティストとのトークに重点を置いた番組構成で、他局の音楽番組とは一線を画し、視聴率20%を超える回もありました。中居さんはタカさんのトーク術を肌で学び、飛ぶ鳥を落とす勢いで芸能活動の幅を広げました」(テレビ局関係者)
弟のように可愛がった中居氏との関係性
その頃、多くのレギュラー番組を抱えていた中居氏は、プライベートでも石橋との親交を深めていった。
「番組で共演して以来、タカさんは中居さんを連れて夜の街に繰り出すなど、10歳ほど年下の彼を弟のようにとても可愛がっていました。また2人の共通の趣味である野球のことで盛り上がることも多く、タカさんと親交のある大物プロ野球選手たちとの交流の機会も増えたそうです。中居さんはそうした経験を経て、選手との絶妙な距離感でドラフト特番やWBCのベンチリポーターなどを長年務めました」(同前)