芸能

《「嫌だったら行かない」で炎上》元フジテレビ長野智子氏、一部からは擁護の声も バラエティアナとして活躍後は報道キャスターに転身「女・久米宏」「現場主義で熱心な取材ぶり」との評価

『Mr.サンデー』(フジテレビ系)で発言した内容が炎上している元フジテレビアナウンサーでジャーナリストの長野智子氏(事務所HPより)

『Mr.サンデー』(フジテレビ系)で発言した内容が炎上している元フジテレビアナウンサーでジャーナリストの長野智子氏(事務所HPより)

 元フジテレビアナウンサーで現在はジャーナリストの長野智子氏が4月6日放送の情報番組『Mr.サンデー』(フジテレビ系)で発言した内容をめぐって炎上が続いている。一方で一部からは擁護する声も上がっている。

「私、嫌だったら行かないと思うんですけども」

 放送では、中居正広氏の性暴力に端を発したフジテレビ問題について、長野氏らが討論した。この中で、被害女性のAさんが中居氏の自宅へ行ったことについてMCの宮根誠司が「有名な、大物のタレントさん、芸能人からの誘いは断りにくい?」と長野氏に聞いた。

 長野氏は「私、嫌だったら行かないと思うんですけども。この問題点って、女性アナウンサーでもいろいろいるので、私みたいなのもいるわけですよね。だけども、会社の中で、例えば、いろんな社員の話を聞くと、良い仕事をするよりも、有名人、政治家とか、そういう方と太いパイプを持ってるほうが評価される空気があったと結構多くの方から聞いて。そういうことをことさらに気にする人は断りづらいと思ったのかもしれません」などと語った。

 長野氏は「今の世論の感じだと、アナウンサー全員が脆弱で仕方なく上納みたいな感じになってますけど、ほとんどの人たちは、真面目に真摯に、そういうことにイエスノーをきちんと言えて、毅然としてやっているわけです」などとも述べた。

 こうした長野氏の発言が、Aさんへの2次加害だと、ネット上で指摘が相次いだ。

「昨日のMRサンデーでの私の発言について、私の言葉足らずのために本意を伝えることができず反省しています。」(原文ママ)とは7日、長野氏がFacebookにアップした文章だ。

 続けて、「ほとんどのアナウンサーは、日々真摯に実直に仕事に向き合い、yes,noを判断して行動をしています。(中略)第三者委員会の報告書において『アナウンサーが脆弱な立場にあったのではないか』という指摘があり、その印象が伝わることで、今も多くの女性アナウンサーに対して『上納されただろう』などと中傷が浴びせられて、苦しい思いをしていることを聞いていました。私はそれは違うということを伝えたかったのですが、言葉が足りませんでした(後略)」

“被害者の心を深く傷つけた”の声

 長野氏はXでも同様の発信をしており、こちらには9日午前の時点で2000件以上のコメントがつき、ほぼ同数のリポストもされ、いわゆる炎上状態である。

“お友達”が目にするFacebookへのコメントでも「アナウンサーなのだからより発言言葉には慎重でなければならない。明らかに二次被害を誘発している。被害者の心はさらに深く傷を負っただろう」「古巣というだけで自分の思うことを言っただけという感じでした。あまりにも不用意で軽率であり、聞くに耐えませんでした」といった厳しいコメントがある。

 昨年4月から平日の夕方、冠報道番組『長野智子アップデート』(文化放送)でパーソナリティーを務めている長野氏。この4月からは番組時間が延長され、同局の人気プログラムへと成長している。

 局アナ時代の長野氏について、フジテレビOBは次のように語る。

「長野さんは『Mr.サンデー』への出演について『悩んだけど、フジテレビ事案なので決めました』ともFacebookに投稿しています。

 多くの後輩女性アナウンサーに尊敬され、仕事での相談に数々の名アドバイスをしてきたことでも知られる彼女が、後輩たちの名誉を守るために出演したというのに、真意を伝えられず炎上してしまったのは気の毒な面もあります。

 学生時代、川島なお美さんや千倉真理さんらを輩出した『ミスDJリクエストパレード』(文化放送)に出ていたからか、1985年の入社後2年目から『オレたちひょうきん族』の“ひょうきんベストテン”の3代目アシスタントに抜擢され、そこから4年も担当しています。でも、もともとは報道志望。ですが、割り切って頑張っていましたね。その経験から、後輩の中井美穂アナが知識も興味もない『プロ野球ニュース』のオファーを受けた際、『やってみたらいい』と背中を押したのは長野さんでした。自身も、希望とは異なるバラエティを担当し、そこで見えたものや勉強になったことがたくさんあったからでしょう」

 1990年、結婚により退社し、夫のアメリカ赴任に伴い渡米。フリーアナウンサーとして古巣の番組のリポーターなどを務めながら、ニューヨーク大学大学院修士課程を修了。

関連キーワード

関連記事

トピックス

気持ちの変化が仕事への取り組み方にも影響していた小室圭さん
《小室圭さんの献身》出産した眞子さんのために「日本食を扱うネットスーパー」をフル活用「勤務先は福利厚生が充実」で万全フォロー
NEWSポストセブン
“極秘出産”していた眞子さんと佳子さま
《眞子さんがNYで極秘出産》佳子さまが「姉のセットアップ」「緑のブローチ」着用で示した“姉妹の絆” 出産した姉に思いを馳せて…
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
《日本中のヤクザが横浜に》稲川会・清田総裁の「会葬」に密着 六代目山口組・司忍組長、工藤會トップが参列 内堀会長が警察に伝えた「ひと言」
NEWSポストセブン
5月で就任から1年となる諸沢社長
《日報170件を毎日読んでコメントする》23歳ココイチFC社長が就任1年で起こした会社の変化「採用人数が3倍に」
NEWSポストセブン
石川県をご訪問された愛子さま(2025年、石川県金沢市。撮影/JMPA)
「女性皇族の夫と子の身分も皇族にすべき」読売新聞が異例の提言 7月の参院選に備え、一部の政治家と連携した“観測気球”との見方も
女性セブン
日本体操協会・新体操部門の強化本部長、村田由香里氏(時事通信フォト)
《新体操フェアリージャパン「ボイコット事件」》パワハラ問われた村田由香里・強化本部長の発言が「二転三転」した経過詳細 体操協会も調査についての説明の表現を変更
NEWSポストセブン
岐阜県を訪問された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年5月20日、撮影/JMPA)
《ご姉妹の“絆”》佳子さまがお召しになった「姉・眞子さんのセットアップ」、シックかつガーリーな装い
NEWSポストセブン
会話をしながら歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《極秘出産が判明》小室眞子さんが夫・圭さんと“イタリア製チャイルドシート付ベビーカー”で思い描く「家族3人の新しい暮らし」
NEWSポストセブン
ホームランを放ち、観客席の一角に笑みを見せた大谷翔平(写真/アフロ)
大谷翔平“母の顔にボカシ”騒動 第一子誕生で新たな局面…「真美子さんの教育方針を尊重して“口出し”はしない」絶妙な嫁姑関係
女性セブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《木漏れ日の親子スリーショット》小室眞子さん出産で圭さんが見せた“パパモード”と、“大容量マザーズバッグ”「夫婦で代わりばんこにベビーカーを押していた」
NEWSポストセブン
六代目体制は20年を迎え、七代目への関心も高まる。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
《司忍組長の「山口組200年構想」》竹内新若頭による「急速な組織の若返り」と神戸山口組では「自宅差し押さえ」の“踏み絵”【終結宣言の余波】
NEWSポストセブン
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
「よだれを垂らして普通の状態ではなかった」レーサム創業者“薬物漬け性パーティー”が露呈した「緊迫の瞬間」〈田中剛容疑者、奥本美穂容疑者、小西木菜容疑者が逮捕〉
NEWSポストセブン