ライフ

《デヴィ夫人が禁止を訴える犬食》保護団体代表がかつて遭遇した驚くべき体験 譲渡会に現れ犬を2頭欲しいと言った男に激怒「幸せになるんだよと送り出したのに冗談じゃない」

新政治団体「12平和党」設立。2月12日、記者会見するデヴィ夫人ら(時事通信フォト)

新政治団体「12平和党」設立。2月12日、記者会見するデヴィ夫人ら(時事通信フォト)

 警察や軍関係、暴力団組織などの内部事情に詳しい人物、通称・ブラックテリア氏が、関係者の証言から得た驚くべき真実を明かすシリーズ。今回は、犬猫の保護団体の代表が「許せない」と激怒した「犬食」に関する体験について。

 * * *
 デヴィ夫人ことデヴィ・スカルノ氏が動物愛護を使命として結成を宣言した「12(ワンニャン)平和党」、その政策の第一に掲げられたのは「犬猫の食用禁止の明確な法制化」だった。日本ではなじみのない、というより、ついぞ聞いたことのない犬食の禁止政策に、メディアやネットでは疑問の声が上がった。だが先日、日本でも犬食が行われていたという衝撃的な話を聞いた。

 関東圏内で犬猫の保護活動を行っている保護団体の代表が体験したケースだ。

「最近の話ではないが」と代表は話し始めた。「10年くらい前のことです。当時はまだ、今のような譲渡活動を行っている所はほとんどなく、犬を譲渡する場合も今のように里親募集の条件が厳しくありませんでした」。話は海外から食用に輸入された犬肉のことではなかった。

 現在、保護活動を行っている動物愛護団体等の多くは、犬猫を保護するだけでなく、健康管理を行い、場合によっては人と暮らすための訓練や人馴れをさせてから譲渡活動を行っているという。募集する里親の基準や条件や団体等によって異なるが、もしもの場合を考慮してか単身者不可、最後まで飼うことができるか不明のためか高齢者不可などの条件がついている保護団体も多く、人によっては応募すらできない場合もある。動物愛護の意識の高まりや、テレビ番組の影響で保護犬や保護猫がブームになったこともあり、里親選考は厳しくなっているらしい。

 その日は団体が行っていた譲渡会に、東南アジア系の男性が現れた。「やってきたのは前にも柴犬が欲しいといって、譲渡したことがあった男。また2頭欲しいというので、個人でそんなに飼えるのかと訝しく思ったことを覚えています」と代表はいう。男性は1度目に赤毛の柴犬を1頭、それほど間をあけずに再び現れ、2頭目となる柴犬を引き取っていっていた。家にはすでに2頭の柴犬がいることになる。譲渡する側としては、さらに2頭も男性に譲り渡して大丈夫かと心配になった。

 代表の心配をよそに、男性は里親募集犬たちを見回し「今回は黒い柴犬と赤い柴犬が欲しい」と希望した。「2頭も本当に大丈夫か」と念を押した代表に、男性は当たり前のように「大きなパーティーがあるから2頭欲しい」と告げたのだ。それを聞いた代表はまさかと思ったものの「大きなパーティーがあるって、お前、まさか犬を食べているんじゃないだろうな」と問い返した。

関連キーワード

関連記事

トピックス

田中圭と15歳年下の永野芽郁が“手つなぎ&お泊まり”報道がSNSで大きな話題に
《不倫報道・2人の距離感》永野芽郁、田中圭は「寝癖がヒドい」…語っていた意味深長な“毎朝のやりとり” 初共演時の親密さに再び注目集まる
NEWSポストセブン
春の園遊会に参加された天皇皇后両陛下(2025年4月、東京・港区。撮影/JMPA)
《春の園遊会ファッション》皇后雅子さま、選択率高めのイエロー系の着物をワントーンで着こなし落ち着いた雰囲気に 
NEWSポストセブン
現在はアメリカで生活する元皇族の小室眞子さん(時事通信フォト)
《ゆったりすぎコートで話題》小室眞子さんに「マタニティコーデ?」との声 アメリカでの出産事情と“かかるお金”、そして“産後ケア”は…
NEWSポストセブン
週刊ポストに初登場した古畑奈和
【インタビュー】朝ドラ女優・古畑奈和が魅せた“大人すぎるグラビア”の舞台裏「きゅうりは生でいっちゃいます」
NEWSポストセブン
逮捕された元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告(過去の公式サイトより)
「同僚に薬物混入」で逮捕・起訴された琉球放送の元女性アナウンサー、公式ブログで綴っていた“ポエム”の内容
週刊ポスト
まさに土俵際(写真/JMPA)
「退職報道」の裏で元・白鵬を悩ませる資金繰り難 タニマチは離れ、日本橋の一等地150坪も塩漬け状態で「固定資産税と金利を払い続けることに」
週刊ポスト
2022年、公安部時代の増田美希子氏。(共同)
「警察庁で目を惹く華やかな “えんじ色ワンピ”で執務」増田美希子警視長(47)の知人らが証言する“本当の評判”と“高校時代ハイスペの萌芽”《福井県警本部長に内定》
NEWSポストセブン
ショーンK氏
《信頼関係があったメディアにも全部手のひらを返されて》ショーンKとの一問一答「もっとメディアに出たいと思ったことは一度もない」「僕はサンドバック状態ですから」
NEWSポストセブン
悠仁さまが大学内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿されている事態に(撮影/JMPA)
筑波大学に進学された悠仁さま、構内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿「皇室制度の根幹を揺るがす事態に発展しかねない」の指摘も
女性セブン
奈良公園と観光客が戯れる様子を投稿したショート動画が物議に(TikTokより、現在は削除ずみ)
《シカに目がいかない》奈良公園で女性観光客がしゃがむ姿などをアップ…投稿内容に物議「露出系とは違う」「無断公開では」
NEWSポストセブン
長女が誕生した大谷と真美子さん(アフロ)
《大谷翔平に長女が誕生》真美子さん「出産目前」に1人で訪れた場所 「ゆったり服」で大谷の白ポルシェに乗って
NEWSポストセブン
『続・続・最後から二番目の恋』でW主演を務める中井貴一と小泉今日子
なぜ11年ぶり続編『続・続・最後から二番目の恋』は好発進できたのか 小泉今日子と中井貴一、月9ドラマ30年ぶりW主演の“因縁と信頼” 
NEWSポストセブン