初出演となる朝ドラ『あんぱん』では、ヒロインが通う高等女学校の教師を演じる(NHK公式サイトより)
「彼女はとても努力家で、歌やダンスの猛レッスンをこなす傍ら、グループのためバラエティ番組や過酷なロケにも果敢に挑んでいた。それだけに、解散のショックは大きかったでしょう。ソニンは当時を振り返り、『悲しいし、悔しいしで、毎日涙と鼻血が出ていた』と語っていた」(同前)
その後、ソロデビューしたソニンは『カレーライスの女』のCDジャケットで、裸エプロン姿を披露。スプーンを咥えるセクシーな表情とともに話題を呼んだが、本意ではなかったのだろう。後に、「窮地に立っていたので、抵抗する選択肢はなかった」と語っている。
「だが、これが脚本家の野島伸司さんの目に留まり、ドラマ『高校教師』(TBS系)で女優デビュー。ホストにのめり込んで凌辱される女子高生を演じた。その後は歌手と並行して女優としても活動。2007年の『スウィーニー・トッド』に出演したことをきっかけに舞台の魅力に取りつかれ、以降は持ち前の歌声を活かし、ミュージカルに軸足を移していきました」(同前)
舞台の仕事が軌道に乗り始めた2012年、ソニンは文化庁新進芸術家海外研修制度を利用してニューヨークへ。
「過去には野田秀樹さんや野村萬斎さんなどが選ばれた、合格率約20%の狭き門。この制度で留学すると1年間は絶対に帰ってこられないため、周囲は大反対したが、ソニンさんは強行突破。1年半休業し、本場ニューヨークでみっちり演技を学んだ」(演劇関係者)