NHK朝の連続テレビ小説「あんぱん」で初の朝ドラ出演を果たしたソニン(時事通信フォト)
「高知出身、ハチキンの女であった私は、のぶちゃんのような子だったと思います」──NHK朝の連続テレビ小説「あんぱん」で初の朝ドラ出演を果たしたソニン(42)は、昨年11月の出演者発表でそんなコメントを寄せていた。「あんぱん」はアンパンマンを生み出したやなせたかしさんと妻・小松暢さんをモデルに、夫婦の愛と勇気の物語を描く作品。
「ハチキンとは、土佐弁で『男勝りの女性』のこと。しかし、ソニンさんが演じるのはヒロインが通う高等女学校の教師で、ハチキンとは真逆の存在。初登場したソニンは、丸い眼鏡にひっつめ髪で、生徒たちを厳しく監督する生真面目な教師を演じていた。SNSではガラリとイメチェンしたソニンの姿に『わからなかった』と驚く声や、彼女の役名が“山下実美”であることから、アンパンマンのキャラクターである『みみせんせいになるのか』といった声が上がっていた」(テレビ誌ライター)
『あんぱん』の舞台である高知県のはりまや橋そばで生まれたソニン。芸能界入りのきっかけは、高校時代に見たSPEEDのコンサートだった。
「初めて生で見るSPEEDに感動し、16歳でモーニング娘。のオーディションに応募。落選したがスカウトされ、翌年、後藤真希の弟・ユウキ(後藤祐樹)と『EE JUMP』を結成した。2001年の3rdシングル『おっととっと夏だぜ!』はオリコン5位を獲得し、人気を呼びました」(芸能記者)
だがそんな矢先、地方回り中にソニンを残してユウキが失踪。ユウキが謹慎処分の間、半年ほどはソニン一人で活動したが、復帰した直後に今度はユウキの未成年飲酒が発覚。CMなどの多くの仕事がキャンセルになり、グループはわずか1年半で解散した。