付近には大量の血痕が残されていた
1キロ以上続く血痕
現場となったのはJR埼京線の南与野駅から徒歩30分ほど離れた、閑静な住宅街だ。NEWSポストセブンが現場を取材すると、付近には大量の血痕が残されており、捜査関係者がつけた目印のようなものもいくつかあった。
近隣に住む40代男性が話す。
「今朝、犬の散歩のために外に出たら、血の跡みたいなのがそこらじゅうにあって。あのマンションの裏手あたりにお墓があるんですけど、そこらへんはもう血だらけですよ。その血痕みたいなのが、(事件現場の)マンションまでずーっと続いているんですよ。事件があったことは知っていたので『もしかしたら女の子の……』と頭によぎって、怖くなっちゃいました。何かのイタズラであってほしいですが……」
被害者が見つかったマンションに最も血痕が多く残っており、地面だけでなく花壇にも飛び散っている。そこから1キロ以上離れた場所まで断続的に血が残されていたが、被害にあった手柄さんのものか、または確保されている男のものかは定かではない。血痕があった付近に住む60代女性が話す。
「ここら辺りは人通りも少ないから、騒ぎがあってもなかなか気づかないですよ。それにしても、あのマンションからうちの近くまで血の跡があるってことは、結構な距離ですよね。血だらけのまま逃げようとしたんでしょうか……」