「複数の刺し傷があった」被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバムと、手柄さんが見つかった自宅マンション
「今日、学校が終わってから(被害者のことを)ニュースで知ったんです。悲しいというか、とても……信じられません……」──さいたま市で女子高生の手柄玲奈さん(15)が刺殺された事件。彼女の同級生は涙を流し、声を詰まらせながら、そう言葉を絞り出した。
4月14日午後8時15分頃、埼玉県警に「女性が男に殴られている」「家族が刺された」と立て続けに通報があった。警察が現場に駆けつけると、血を流して倒れている手柄さん(15)を発見。緊急搬送されたが、午後9時40分頃に死亡が確認された。
埼玉県警は同日、現場近くの交番前に現れた住所・職業不詳の谷内寛幸容疑者(24)を確保。殺人事件の被疑者として捜査を進めている。大手紙社会部記者が解説する。
「午後8時33分頃、通行人の40代男性から、『手から血を流している男がいる』と110番通報があり、その後、管内の交番前に立ち尽くしていた谷内容疑者が身柄を確保された。男は黒いキャップに茶色のジャンパーと、暗めの色の服を身につけており、衣服には血痕がついていたといいます。また両手に切り傷があったこともわかっていますが、怪我をした経緯については捜査中のようです」