早稲田大学に入学した際の広末涼子(時事通信フォト)

早稲田大学に入学した際の広末涼子。どこに行っても常に“ヒロスエ”が求められていた(時事通信フォト)

仕事を辞めたくて仕方なかった

 2003年10月に「女優業に専念したい」との理由で早大退学を発表するも、同年12月にモデルの岡沢高宏と授かり婚で電撃結婚した頃には「芸能界に疲れ切って仕事から離れたがっていた。結婚を機に引退まで考えていたようだ」(同前)とされる。実際、2016年のインタビューでは当時を振り返り、〈仕事を辞めたくて仕方なかった〉と明かした。

〈正直、確信犯ですよね。出来ちゃった結婚だと言われたけど、そうじゃないと結婚なんて出来ない状況だった(略)あの時点でフェードアウトしないと壊れていたと思うし、女優業は続けていられなかったと思う〉(『FRaU』、2016年7月号)

 しかし、2008年には岡沢との離婚を発表。2010年にキャンドルアーティストのキャンドル・ジュン氏と再婚して第2子と第3子が生まれた。今度こそ仕事と家庭を両立して精神的にも安定したと思われたが、2023年に料理人の鳥羽周作氏との「W不倫」が発覚し、2度目の離婚となった。

「離婚会見でキャンドル氏は、『真面目な広末さんは、芸能界で強烈なプレッシャーに晒され、それに応えようとして心が壊れたのではないか』と語りました」(城下氏)

 離婚とともに大きな決断も下した。26年間にわたり所属した事務所の不倫騒動への対応を批判して、独立したのだ。ある芸能関係者は、事務所のほかの女優への“ライバル意識”も影響したのではないかと語る。

「もともと広末さんと社長が立ち上げた事務所ですが、近年は戸田恵梨香(36)や有村架純(32)など有名女優を抱える大手事務所に成長した。一部では、広末さんは不倫騒動で事務所から活動休止を命じられたこと、20年以降に田中みな実(38)や吉岡里帆(32)ら他事務所の人気女優が次々入ったことを不満に思って辞めたのではないかという声もあった」

 新事務所を立ち上げ、自由を手に入れたように見えたその先に待っていたのが今回の事件だった。芸能レポーターの石川敏男氏が語る。

「事件当日、奈良県で女優復帰作となる主演映画の撮影に臨んだ広末さんは監督と演出をめぐって衝突。撮影現場を離れたのちに事故を起こしたとされます。これまでの事務所はプライベートをある程度自由にさせる反面、仕事現場ではきっちり管理していた。事務所を辞めていなければ事件は起きなかったのでは、と思ってしまいます」

 元夫のキャンドル氏は彼女を「2年に1度は不安定になる」と評した。そうなった理由は、彼女ひとりの責任に帰するものなのだろうか。

※週刊ポスト2025年5月2日号

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